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7年目で21回目の
北海道・根室・風蓮川イトウ釣行

1994年5月3日 PM5時半
気温1℃(5月でも陽が落ちると寒い)
 7日間釣行の最終日前日
ここまでイトウの釣果0匹にて初めて夜釣に挑戦してみる事に。
一人これから始まる闇の湿原に恐怖を感じる★そのスタート時三脚により自身で撮影。

結果釣果無し★

ドジョウ引き釣法
イトウ釣行5年目に現地友人にドジョウが余ったからと分けて貰い、ドジョウ引き仕掛けを教えてもらったのがきっかけ。その直後50cmのアメマスを釣り上げ気を良くした☆ 
 以前にはスプーン17g・CDラパラ11cmジョイント・自作毛ばり(ゾンカーのルアー仕様)などを用いていたが、基本底釣りの為ロストが多く★その中でドジョウ引きが一番安価だった事も継続した理由のひとつ。正直ドジョウだから釣れるとは言い切れません。しかし一番重要なのは信じるがゆえに粘り続けられる事ではないでしょうか。
 その後の話として、フクドジョウが貴重で有る事と仕掛手間が大変な事から、1投目でアメマスに食いちぎるられると酷くショックを受けたものです★何とミンクにも食いちぎられた事が有りました★

フクドジョウ(写真)
現地友人がドジョウすくいをして捕った物を毎回数匹分けて貰う。よって大変貴重。もちろんそれだけでは足りないので地元船橋の魚市場に行って本州ドジョウを50匹以上仕入れ冷凍して輸送。 現地風蓮川に異種の本州ドジョウが混ざらない様死んだ状態で使用。
 本州ドジョウとは体形が異なり非常に使い勝手が良い☆ 本州ドジョウは細長い為死後硬直でらせん状に成り引くと回転してしまう★ それに比べずんぐりむっくりのフクドジョウは胸ビレの形状も作用して死後もバラス良く泳いでくれる☆   

北海道・根室・風蓮川下流域
1994年5月4日 AM9時
小雨☆ 
潮回りにより緩い流れ★

7日間釣行の最終日
期間中やっと1匹目のイトウ(60cm)
やりとり風景☆

ひと釣行でイトウが1匹出ればそれで大満足のこの釣。これで一安心☆

タックル 
ロッド : アビー シーバスロッド 10f
リール : 初期ステラ3000
ライン : ダイリキ 3号 (ナイロ 12lb)
フック : バレーヒル・インフィニー 
      トレレブルフック302 サイズ1/0
重り : 4号(特注品14g)
ドジョウ : 現地フクドジョウ&本州ドジョウ

イトウ 60cm 自身で撮影、後リリース
イトウ 110cm ここで掛ける
同日 PM3時頃
小雨☆
干潮時の潮止まりにて水深浅く流れ無し。条件悪し★
 7日間釣行の最終日
期間中2匹目のイトウ(110cm)ここで掛ける☆
この時点では自身最高の68cmを超える80cm代だと思って居た為、気を良くして魚そっちのけで友人に写真を撮ってもらう事に夢中に成っていて魚の位置など分かっていない。もちろん大きさも分かっていないのでチョー余裕状態☆
 この時はたまたま友人が側で釣りをして居たので写真を残す事が出来ました。これも運が良かった☆

釣姿の撮影も終えて、ぼちぼち魚の取り込みに意識を向ける。そこでビックリ! 魚の重みでリールのハンドルが動かない★ まるでテレビのワンシーン。


何分間かのやり取りでやっと表層に浮いて来た魚。この時点で魚体を確認した友人は興奮状態へと・・・。私は20m程離れた低い位置でやり取りしていた為姿確認出来ず。

その後私から50m程離れて行った地点で水面から全身を出してジャンプ。この時初めて大きさを確認。このジャンプでフックが外れなかった事は超幸運☆ 後に魚を岸に上げた時はフックは外れていました★

寄せては走り寄せては走りの繰り返しで、ドラッグ調整が忙しく尚重要でした☆

初期のステラはドラッグ調整が現在の物の様に細かくなく、1回転レベルでドラッグの絞め付け・緩め調節が行えたので私的には大変重宝しました☆ 当初からドラッグは通常使用位置・限界絞め位置・緩め位置を確認していたし、またそれが出来る機種だったのです☆ 今の機種は細か過ぎて一旦緩めたら元の位置など分かりません・・・私的には大変残念な事です★

結果この立ち居地で魚を取り込みましたが、魚と私が近付き過ぎるとラインが切れる恐れが有る為、私はずっと後方へ後ずさりし、取り込みは友人に任せました。そのギャフ掛けは見事なもので、掛けた勢いのまま一気に魚を5m程岸奥へ投げ付けたのです☆ そのギャフは弓の様に曲がり魚の重たさを物語っていました。

この派手なギャフ掛けには裏付けが☆
それと言うのも友人は過去、1mを悠に超える大型イトウを岸まで上げた後、あまりにも強い暴れ方に魚を抑えきれず、そのまま川へ落して逃げて行ったのを目撃していたからです。

友人のギャフ掛けによって無事取り込み成功☆
しかし大興奮状態の友人に撮ってもらった以下3枚の写真に不具合が・・・★

不具合その1
手の震えから顔写らず★

不具合その2
手の振るえからピンボケ・顔写らず★

不具合その3
手の振るえからピンボケ★

しかしこの友人が私以上に興奮し喜んでくれた事が何よりの思い出です。

現地で知り合った友人達は私などより数段も釣達者。そんな技量の落ちる私がメーターオーバーを 釣上げるなんて、サイズに関しては正しく運なんだなと実感しました。       

自作の魚さげ袋が大活躍☆
メーターオーバーが釣れた時には是非ハクセイにと当初から思っていました。 メーターオーバーと成ると10kg以上★まして帰り道湿原の中を2時間近く歩く事も★そんな状況下でも魚のウロコを1枚たりと落さず綺麗なまま運べる様自作した袋です。結果魚を一切傷める事無く楽に運ぶ事が出来ました☆
 これは120cmまで運べる様設計し、イトウ釣行開始翌年より常に携帯しておりました。当初これを現地友人達に見せたら大笑されました☆ イトウ釣に関して現地の人から色々な事を学びマネをして来ましたが、これはオリジナルです☆

現地友人達と記念撮影☆
写真に写って居ない友人も何人か居ますが、この人達のお陰で風蓮川に通い続ける事が出来、尚夢を叶える事が出来ました☆ 
大感謝です☆ 

皆実績有る風蓮川の地元イトウ釣名人達です☆

110cm 13.3kg ♀
ヒレの損傷も無いウロコ輝く綺麗なイトウでした☆☆☆

北海道根室のハクセイ屋さんに持ち込んだ様子。この数分後新聞記者が駆け付け取材を受けました。